わかるようになる
良いことか悪いことかは別にして一つのことを続けていると見えてくるものがある。
その道のことだ。
それが自分のためになるかどうかはわからないが、見えてくるものがある。
接客をやっているとお客さんがどうしたらうれしいと思うかわかるようになるし、ホストをやっていればよりそこに迫るだろうし、カウンセラーや占い師もより深く迫ることになるだろう。
それがいいことなのか悪いことなのかはわからないが、一つのことに真剣になって取り組むとそういったものが身についてくる。
それがプロと呼ばれる域なのだろうと思う。
もちろんプロとしての心構えとか誇りとかはとても大切なことで、それだけの力が付くのだからそれだけの心構えはいるが、おそらくやっていない人には見えないものが見えてくるのだろう。
それが良いことなのか悪いことなのかはわからないが、いろいろと見えてくるのだろう。
看護師さんも患者さんに寄り添って生きていくのだけれども、ホスピスの看護師さんは患者さんがこの世を去るのを見届ける役目だけれども、おそらく普通の人には見えない何かを見るのだろう。
列車の運転手さんも普通の人には経験することのないような世界を知るのだろう。
建築の人も何事もその対象に真剣に向き合っているうちに、それを味わっていない人には見る事のない世界を見るのだろう。
外科医も人に対して普通の人には見えてこない領域があるのだろう。
肉とかが一般人とは異なった対象になるのかもしれない。
どちらにしろ何事も一つのことを極めようと取り組む人はどんなものであれプロといわれる領域に足を踏み込むのだろう。
そういった人たちだけわかるある種の領域がある。
床屋でも花屋でもパン屋でもきちんと取り組むと見えてくる領域があるのだろう。
それぞれ領域は違うけれども、領域に触れた人はやはり何かしら何かを得ているのだろう。
昔から言う
一つのことを極めるとほかでもやれると
そういった領域に踏み込めるのも楽しいことなのかもしれない。
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