これからの幸せのためにはわびさびが欠かせない

もう今までのような物量で拡大路線で快感を得るのは無理がある。

そうではなく細部の趣を楽しむわびさびの精神が欠かせない。

要は量ではなく感度を磨くことがこれからの時代大切だ。

もう世の中にはこれでもかというくらい物があふれている。おそらくこれ以上は人間のおなかの中に入らないだろう。むしろ入ったとしてもはっきし言って何も感じないだろう。それだけ現代人は感度がマヒしている。求めれば求めるほど何も感じなくなるというパラドクスに陥っている。そうではなくて細部のただのとんかつの衣の色ひとつで趣を感じられるようになるとこれからの時代幸せは無限大だ。

もともと物のない時代でも物事を楽しむためにわびさびの精神は有効だったが、物があふれても相変わらず有効である。マヒした精神を取り戻すためには少しの事で喜べるわびさびの精神感度を取り戻す必要がある。じゃないともうこれ以上人類は楽しめない。