まるしあ5日目

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まるしあ5日目「譲った人が救われる」

昨日、まるしあのコミュニティでは小さな喧嘩が起きた。

まる、佐藤さん、ユリ、カケル。

きっかけは些細なことだったが、それぞれが「自分は悪くない」と思いながら一日を終えた。


まる

翌朝、まるはお腹を壊していた。

「下痢か……。」

最初は、
「自分は悪くないのに。」
と思った。

でも、体は正直だった。

(心の声)
「悪い悪くないは関係ないんだ。」
「今の自分は苦しかった。」
「まずは、この状態を認めよう。」

まるは抵抗するのをやめた。

「そうか。今の自分は疲れていたんだな。」

そう認めた瞬間、不思議と心が軽くなった。

体はすぐには治らなかったが、心は少し救われていた。


佐藤さん

佐藤さんは家に帰ってから考えていた。

(心の声)
「私にも強く言い過ぎたところがあったかな。」
「相手にも事情があったのかもしれない。」

少しだけ頭を下げる気持ちになった。

「次はもう少し優しく話してみよう。」

その瞬間、胸につかえていたものが少しだけほどけた。

謙虚になることで、自分自身が救われた。


ユリ

ユリは帰ってからも怒っていた。

(心の声)
「なんで私ばっかり。」
「あの人が悪い。」
「絶対に許せない。」

何度も昨日の場面を思い返した。

考えれば考えるほどイライラは大きくなっていく。

夜になっても心は休まらなかった。

救われることはなかった。


カケル

カケルは友達に愚痴をこぼした。

(心の声)
「あいつがおかしい。」
「自分は間違っていない。」

何度説明しても気持ちは晴れない。

相手を責めれば責めるほど、頭の中では喧嘩が続いていた。

夜になる頃にはぐったりしていた。

疲れは結局、取れなかった。


その日の終わり

同じ出来事だった。

でも、その後に選んだ心の向け方は四人とも違っていた。

まるは「今の自分」を認めた。

佐藤さんは「自分にも至らないところがあった」と認めた。

ユリは怒りを握り続けた。

カケルは相手を責め続けた。

出来事そのものよりも、その出来事をどう受け止めるかで、一日の終わりは大きく変わる。

譲ることは負けることではない。

認めることは自分を責めることでもない。

それは、自分の心を楽にしてあげるということ。

だから今日も、救われた人がいた。

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