2026年3月17日 21:18
とかく私たちは良い状態を望む。しかし手に入れると失うことを恐れるようになる。
正しくあってほしいと望み正すからどんどん窮屈になる。
きれいな環境になればなるほど人は弱くなる。
直すから壊れるのだ。
初めから壊れていれば壊れることはない。
むしろその壊れた状態を慈しむ味わい深さが欲しい。
モテるようになるからモテないことが許せなくなる。
やがてモテることも何も感じなくなる。
モテないままならモテた時とても気持ちが良い。
暑い日に涼しくしないからたまに吹く風が心地よい。
お金がないからたまに飲むコーラが美味い。
毎日コーラを飲んでいるとそのうち美味しくなくなる。
お金もあればあるだけ使ってしまう。
やがて快楽の種類も減ってくる。
不便を常だとわかっていればたまの便利が心地よい。
不便を味わえるこころの深さが欲しい。
便利なときに驚くから。
便利を常とするとやがて何も感じなくなる。
不便なときに耐えられない。
とかく世の中は大変なのだ。
その大変さを直そうともせず
大変さを味わい深く味わう心の深さが欲しい。
そうすればたまの贅沢がとてもしみるから。
たまに吹く風だけで喜べるから。
『人生一切皆苦』
これをわかっていればそんな世の中を面白がれるかもしれない。
そんな世の中を味わい深く眺められる大人でありたい。

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